●アニサキス食中毒が猛威!お寿司は大丈夫?症状や治療法【画像あり】
アニサキスっていう寄生虫を、みなさんはご存知でしょうか?
最近、このアニサキスによる食中毒が猛威を奮っていると、よくニュースなどで耳にすることが多くなってきました。
芸能人の方でも、渡辺直美さんや、南海キャンディーズの山里亮太さん、品川庄司の庄司智春さんも、このアニサキス食中毒になり、大変苦しい思いをしたと、話題になっていましたよね。
なんでも、魚類に多く寄生していると言われるこのアニサキス。
ネットでも「アニサキス食中毒 猛威 お寿司」とよく検索されていて、お寿司食べたいけど魚じゃん!大丈夫なの?と心配している方も多いみたいです。
一体、このアニサキスって何者なんだ?!こいつが体に寄生するとどんな症状がでるの?!治療法は??
アニサキス食中毒が猛威を奮っているらしいけど、お寿司は食べても大丈夫なのか?
こんな疑問を、ここでは解説していきたいと思います!
アニサキス食中毒が猛威!アニサキスってどんな寄生虫なの?

アニサキスは回虫の仲間で、成虫はクジラやイルカの胃に寄生しています。
幼虫はイカ類やサバ、アジ、イワシなどの内臓表面や筋肉内に寄生していて、市販のサバなどでも内臓(肝臓)の表面に幼虫がとぐろを巻いているのが見えることがあります。
魚類に多く寄生しているということですね。
日本人なら誰もが大好きなお寿司。これってモロ魚ですけど、食べても大丈夫なんでしょうか??
アニサキス食中毒が猛威!お寿司は食べても大丈夫なの?

日曜日は、家族で外食!お寿司でも行くか!!っていう人も多いですよね^^
魚に多く寄生しているという「アニサキス」ですが、果たしてお寿司を食べても大丈夫なんでしょうか?アニサキス食中毒心配ですよね。
結論から言うと、大丈夫です!
アニサキスは、肉眼で見える大きさの寄生虫なので、注意して見て、もし居ても取り除いて食べれば食中毒にはなりません。
大きさは2~3センチ。でも、安心してください!お寿司屋さんのお寿司には、めったにアニサキスは居ないようです。
安心してお寿司屋さんに行けますね♪
アニサキス食中毒が猛威!アニサキス食中毒の症状は?

新鮮な海産魚類を食べて3~4時間後に、突然、激しい腹痛、吐き気・嘔吐が襲います。
半日以上から、長い時は1週間くらいたって腹痛に見舞われることもあり、この時は胃ではなく腸に虫が侵入していると考えられます。
品川庄司の庄司智春さんは、アニサキスがお腹の中に8匹入っていたらしいです。。相当痛かったようですね。
胃の中にアニサキスがいた場合、痛みや吐き気が起きます。内視鏡で、アニサキスをつまみ出した途端に、痛みがパッと消えるそうです。不思議ですね~。
アニサキスが腸までいってしまうと、激しい腹痛や下痢を引き起こします。
アニサキス食中毒が猛威!アニサキス食中毒の治療法は?

アニサキスは人体中では1週間程度で死んでしまうので、虫を摘出できなくても対症療法だけで治ります。
でもできるなら早く辛い症状から開放されたいですよね。
魚類を食べて激しい腹痛などの症状が現れた場合は、消化器内科専門の医院か消化器内科の当直医師のいるような総合病院を受診してください。
胃や腸にとどまらず、虫が腸管から外に出て症状を起こしている場合、 駆虫薬くちゅうやく(メベンダゾール)を内服します。
アニサキス食中毒が猛威!アニサキス食中毒の予防法は?

アニサキスによる食中毒は、正しい知識を持って行動すれば予防できます。
魚類の保管ですが、冷凍する場合には、-20℃で24時間以上、十分に冷凍します。食べるときは、中心部60℃で1分間以上加熱。70℃以上で瞬時に死滅します。
生で食べるときは、なるべく新鮮なうちに、内臓をきれいに取り除いて洗います。そして、アニサキスが寄生していないか、目でよく見て確認してから食べましょう。
アニサキスがどんな奴なのか、コレでわかりましたね!
アニサキス食中毒は、寒い時期に起こりやすい食中毒なので、寒い時期は刺し身など生で食べる際は気をつけて食べましょうね^^
食中毒の種類

食中毒の原因には、ウイルスから化学物質、自然毒と、さまざまなものがあります。
ここでは、なかでも多くの発症がみられる「細菌性食中毒」に焦点をあて、それを引き起こす菌の種類と、その潜伏期間についてご紹介します。
細菌性食中毒の種類
細菌性食中毒は「感染型」と「毒素型」に分けられ、それぞれで潜伏期間も異なります。まずは、これらにはどのような違いがあるのか比べてみましょう。
感染型
食中毒菌が増殖した食品を摂取することで発症する食中毒です。具体的には、体内に侵入した菌が腸管内の粘膜を冒すことで起こります。
代表的な菌に、サルモネラ菌、病原性大腸菌、リステリア菌などがあります。魚介類や食肉、鶏卵などに増殖しやすいので、生食は要注意です。
毒素型
食品内で増えた菌が毒素を出し、それを摂取することで発症する食中毒です。
代表的な菌に、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌などがあります。食品を加熱することで殺菌はできていても、熱に強い毒素が食品内に残ると食中毒が起こることがあります。
食中毒の潜伏期間

食中毒は、菌により0.5時間~8日間というように潜伏期間に差が出ます。「感染型」に属する主な菌の潜伏期間と症状についてまとめました。
サルモネラ属菌・・・5時間~72時間(平均12時間)
カンピロバクター・・・2日~7日 潜伏期間が長い。
病原性大腸菌・・・腸管出血性大腸菌の場合4日~14日。
腸炎ビブリオ・・・10時間~24時間(短い時は2~3時間)。
ウェルシュ菌・・・6~18時間。
セレウス・・・嘔吐型:1時間~5時間 下痢型:8時間~16時間。
黄色ブドウ球菌・・・1時間~5時間(平均約3時間)
ボツリヌス菌・・・8~36時間
ノロウイルス・・・24時間~48時間