インマヌエル

イエスキリストは、「そのものはインマヌエルと呼ばれる」と預言されていたのに、なぜ、イエス。イエシュア。という名前になったのですか?

イエス・キリストの名前に関しては、言語や文化の変遷が影響しています。以下にその背景を説明します:

「インマヌエル」の預言:
「インマヌエル」(Immanuel)は、旧約聖書のイザヤ書7章14節に登場する預言で、「神は我々と共におられる」という意味です。これはイエスの役割や性質を示す象徴的な名前であり、実際の名前ではありませんでした。

「イエス」の由来:
イエスの元々の名前は、ヘブライ語で「ヨシュア」(יְהוֹשֻׁעַ, Yehoshua)またはその短縮形「イェシュア」(יֵשׁוּעַ, Yeshua)です。これは「ヤハウェ(神)は救い」を意味します。
この名前がギリシャ語に翻訳される際、「イエスース」(Ἰησοῦς, Iēsous)となり、さらにラテン語を経て英語の「Jesus」や日本語の「イエス」として定着しました。

「イエシュア」の使用:
現代では、ヘブライ語の「イェシュア」を復元して使う動きもありますが、これは元々の名前に近い形です。

つまり、「インマヌエル」は預言的な称号であり、実際の名前「イェシュア」が言語や文化を超えて変化し、「イエス」として広まったのです。

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