猫の緊急事態の症状から「まず、する事」を覚えておくと、いざというときに慌てることなく対応することができます。猫は痛みがあっても敵から身を守るため隠そうとする習性があります。必死に我慢しているのです。飼い主さんがいち早く気が付いてあげる事が重要になってきます。
1.ベランダから落ちた
1-1.パニックで飼い主さんにも噛みつく場合があるので、バスタオルを持って行き、体全体を包み込んで保護。
1-2.出血がある、吐血している、等の異変がある場合は、すぐに動物病院に行きましょう
1-3.元気そうに見えても2日間は注意して観察。骨折や内臓にダメージがある場合があるので、呼吸が荒い、熱っぽい、触ると痛がる、行動範囲が狭くなる、食欲がない、等の異変に気が付いたらすぐに動物病院に行きましょう。
2.誤飲
2-1.何を誤飲したか確認。病院での対処が違ってくるので可能な限り状況を見て確認する。
2-2.口を開けてみる。猫の口の中に残っていないか確認。口を開けるときは猫の頭を持つように親指と人差し指で上あごを固定、反対側の人差し指を下を犬歯の間に入れて下あごを下げる。
2-3.異物が取れても、他に飲み込んっだ可能性があれば病院へ。ひも等が端が飲み込んでいたら引っ張ると内臓を傷つける場合があるので、そのまま動物病院へ行きましょう。
うちでよくあったのは、ヒモやイト、輪ゴムをもぐもぐ。翌日ウンチと出て来るまで不安でした。
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3お風呂のお湯に落ちた
3-1.自力で出られないときは、救出しますが、猫がパニックで噛んだり、しがみつこうとして爪が出しているのでタオルなどで包み込むようにして救い上げ、ドライヤーで乾かしましょう。
3-2.やけどの可能性がある場合は冷水シャワーを当てたあと、タオルで包み保冷材を当てて動物病院へ。
やけどが見当たらなくてもグッタリしていたり元気がなければ受診しましょう。
4.遊んでい早かったたレジ袋等が引っかかりパニック
4-1.レジ袋などが顔にかぶさっていたり、さるぐつわになってパニックを起こす時があります。窒息などのやケガの恐れがあるので、すぐに取り除くます。パニックで噛まれても大丈夫のように長袖、手袋を着用し、バスタオルで捕獲、ハサミを使う場合は怪我しないように慎重に取り除きます。
4-2.怪我をしていないようであれば、自由にさせます。落ち着くまで暗くて狭い所に行きたい気持ちを優先させてそっとしてあげましょう。
4-3.怪我があれば、タオルにくるんだままキャリーケースに入れ、動物病院に行きましょう。
うちの猫は家族が寝た後、一匹で遊んでいて袋の取っ手が首に巻き付いていました。発見が早くて助かりましたが、その後も袋を見ると取っ手に首を入れるんですね、危険なので目につくところには置かないのが良いですね。
5.熱湯をかぶり、やけどした。
5-1.水で濡らしたタオルやタオルでくるんだ保冷剤で冷やしながらすぐに動物病院へ。体温が計れたら冷やし過ぎに注意。39.5度まで下がったら冷やすのをやめましょう。パニックをおこして暴れていたらバスタオルでくるみますが、濡れたタオルで窒息しないように気を付けましょう。
普段から猫の体温を測り平熱を知っておくと良いですね。
計り方は、体温計にラップを巻いてオリーブオイルを垂らして直腸へ2センチくらい入れて計ります。
6.夜中に激しい嘔吐・下痢
6-1.何度も繰り返して止まらない場合は救急受診
6-2.1度だけなら翌日受診しましょう。
病院に行くとき、下痢、嘔吐の色と形状、量と回数など把握しておくとスムーズな受診になるので
慌てずに観察しましょう。
7.痙攣(けいれん)
7-1.突然のけいれんに飼い主はパニックになりますが、けいれん中は触らない、声もかけないで怪我をしないように周囲の物をよけて、けいれんの時間を計ります。
7-2.けいれんが2分以内におさまれば、翌日の受診で大丈夫。
7-3.けいれんが2分以上続く、おさまっても次のけいれんが始まるなどの症状なら救急受診の必要があります。そっとタオルでくるんで、キャリーケースにいれて動物病院へ。
8.爪切りなどで出血が止まらない
8-1.出血している爪の根元を、飼い主さんの親指と人さし指で圧迫し、大体5分ほどで止まります。止まらなければ圧迫しながら動物病院へ。
普段から緊急用にバスタオルを袋状に縫っておくと、パニックで暴れた時にくるんで落ち着かせる事ができるので安心です。
まとめ
緊急時は猫も飼い主さんもパニックになりがち。慌てず、状況をよく観察して対応できるように心かけたいですね。
うちの猫は、よくゴムや糸をモグモグしていて、声をかけると慌ててゴックンするので、小さい時は危ない物を徹底して片付けていました。しかも、猫みんなお風呂場が大好き。お風呂を洗っていると皆寄ってきます。ある日、お湯がないと思い込み、いきなりジャンプでお湯にダイブ!びっくりしました。
「猫は永遠の3歳児」と聞いたことがありますが、やんちゃ盛りは目が離せませんね!