ボーン・アイデンティティーThe Bourne Identity

『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』と『ボーン・アルティメイタム』がどれだけすばらしい映画だったか?懐かしんでみようと思います。

ボーン・アイデンティティーのいいところ

逆に言うと、ボーン・アイデンティティーってちょっとB級映画ですよね。ダグ・リーマン監督だし。すごく面白いB級映画って感じです。

敵のキャラだって、ちょっとケレン味ありすぎるでしょ。

殺し屋のコードネームがプロフェッサー(教授)とか、なんか中二病の人がつけそうだもん。

クライブ・オーウェンが演じてる時点で、ある程度強い殺し屋なんだな。って、ある程度わかっちゃいますよね・・

バトルシーンもボカーンって爆発してるし、かなりB級でしたね(笑)

あと、この人カステルも、ファッションセンスがB級映画まるだしでしょ。

戦い方も、いかにもB級映画のキックキックパンチみたいな感じだったし。最後、なんか、負けを悟ったら、窓から身投げしてましたよね。ああいう演出も、「殺し屋の鉄の掟はこわいんだぞー。」「まけたら自害せいよ」みたいな日本のVシネマみたいな、B級感でてましたね。

あとは、カーチェイスシーンでは、ちゃんと、紙の地図を見ながら、マニュアルを運転しているところ、などが、慣れない土地でも、すぐに、地図を見て、適応して、瞬時に判断して、最善の選択肢をえらべるという、頭の良さがわかるシーンが入っていましたね。

それなりの予算でコンパクトにまとまった、いい映画ですよね。

ボーン・スプレマシーThe Bourne Supremacy

スプレマシーの時のオープニングで演出されている世界観

スプレマシーの時のオープニングは、ひっそりとインドのゴアで暮らしている描写でした

朝は、まず靴を履いて砂浜をランニングしていました。

これはどんな演出なのかといえば、CIAの作戦から離脱して自由になったけれども、それでも日々の鍛錬は欠かせなくて、根っからの真面目人間です。って、そういう主人公のキャラ設定を強調するための演出をしているわけですよね。

そして、社会の中では目立たないことが、ボーンの中では大事で、インドの街角の売店のおっさんとも顔なじみで、インドという異国の地でもなじんで生活しているんですよ!ちゃんと適応してますよー、地に足がついている生活をしているんだよ。っていうキャラクター演出がされているわけです。

ボーン・スプレマシーのいいところ

2作目からの作品は、ノアヴォーセンとパメラランディのコンビだったから、緊張感があったんですよねー。

pamnoah

同じような年代の2人だったし、失礼ながら、あまり有名すぎない役者さんだからこそ、ボーンの世界観にしっかりとマッチしていたと思います。それは、他のCIAの側の役者さんは、すべて当てはまりますね。

4作目の『ジェイソン・ボーン』みたく、トミー・リー・ジョーンズとか、あまりにも、有名すぎる役者だし、アリシア・ヴィキャンデルも、若くて美人すぎで浮いてますよね。

ていうか70歳位のトミー・リー・ジョーンズと20歳位の、アリシア・ヴィキャンデルが、直属の上司と部下って、ちょっと違和感ありますよね。ヴォーセン、ランディコンビみたいに、両方共50代なら良かったですね。

格闘シーンがしゃれおつになってる

The Bourne Supremacy (3/9) Movie CLIP – Escaping in Naples (2004) HD ナポリの入管から逃げるシーンです。こういうシーンでも、アホっぽいふりをして、ちゃちゃっと襲ってノックダウンする。など、静と動の緩急つけたいい演出ですよね。さすがだと思います。

ノックダウンしてからは、携帯からSIMカードを抜き取る、SIMカードをコピーして自分の携帯にいれる。大使館職員に元に戻す。そして盗聴している間は、紙のメモをしっかりとる。など、頭がいいんだよ、でも、スーパーマンとか、007じゃないんだよ。って、現実的な演出でみせてくれるわけですね。

名キャラクター達。それぞれ、いいキャラでしたね。

jard とか

ボーン・アルティメイタム The Bourne Ultimatum

ぼく、めちゃめちゃ、ボーンスプレマシーとボーンアルティメイタムが好きなんですよね。この2つが両方とも10点満点の映画で

ボーンアイデンティティは6点、7点くらいかな?って思います。ボーンアイデンティティもすばらしい映画なんですけど、やっぱ、続編2作に比べると、ちょっと見劣りしちゃいますよね。

この映画での名シーンはウォタールー駅のシーンですよね。
Train Station Chasing – The Bourne Ultimatum

Train Station Chasing – The Bourne Ultimatum#02

そして、このウォータールー駅のパロディのドッキリ動画がこちらです。面白いですよね。
prank

Matt Damon Pranks People with Surprise Bourne Spy Mission // Omaze

ボーン・アルティメイタムのいいところ

The Bourne Ultimatum (2/9) Movie CLIP – Ross and Waterloo (2007) HD ロスのウォータルー駅での待ち合わせシーンも、名シーンですよね。

敵役もかなりいいキャラぞろいでした。

desh とか

殺しの仕事にくるのに、ベスパみたいなスクーターで来てたでしょ?ああいうのが、リアルなんですよね。

Paz とか

おさえた演技が、やっぱり、ボーンと同じく、国のために洗脳されて、仕事として、殺しをしてるってのが、演技で表現できてましたよね。それだからこそ、アルティメイタムの最後の『”Look at us. Look at what they make you give.”』ってセリフが成り立つわけですよね。

(ボーン・アイデンティティーで、クライブ・オーウェンの”プロフェッサー”が最後に死ぬシーンでも””Look at us. Look at what they make you give.”” って言ってるらしいですね。)

『俺たちを見ろ』=『お前がされた事を見ろ』が、並列だから、ボーンとおなじ殺し屋なんだ。ってのが、演技とセリフ、脚本で表現されていて、映画全体に、哀しさと哀愁がでてきてるし。”パズが最後まで撃てない”という描写が引き立つわけですよ。

こういう細かい脚本?演出が、『ジェイソン・ボーン』では、全くありませんでしたねww.ヴァンサン・カッセルも顔つきとか役作りは、かっこよかったと思います。

でも、4作目のヴァンサン・カッセルみたいに、ドデカイSUVで、ブンブン飛ばしながら来たら、「はいはい、今回の強敵が来ましたよー」って、バレバレなベタな演出ですよね。

もっと脚本で哀愁ただようキャラにしてほしかったですね!

実は、スプレマシーとアルティメイタムでも、焼き直しプロットはあって、ネスキーの娘に会いに行くシーンと、マリーの弟に会いに行くシーンは、かなりデジャヴ感ありますよね。

ボーンシリーズまるわかりなリンク集

このブログは、英語のブログなんで、英語のページなんですけど。いろいろ解説ページがめちゃ充実してますよ!

このページとか、英語のページですけど、ボーンシリーズをめちゃめちゃ詳しく解説してますね!

他にもオススメはこちらのページです。キャラクターの一覧が見られます

ボーン・アルティメイタムのWIKIPEDIA英語版です

いやー、他にも書きたいこといっぱいあるから、またあとで、追記します。ぜひ、ボーンシリーズファンのあなたは、このページをお気に入りにいれておいてください!

4作目の『ジェイソン・ボーン』の記事はこちら

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