ALIEN PISTOL という2019年に発売されたばかりの銃を紹介します。
誰が作った?
チェコ共和国のヤン・ルーカンスキィ(Jan Lučanský)さんが開発しました。
CZスコーピオンEVO3のデザイナーです。
チェコの作るものは独特な設計思想の機構のものが多いです。
古くはVz58など
設計のすごいところ
その1
いままでの普通の銃は、スプリングが下で、その上にバレルがあるといった作りで、手から2,3cm離れていたのですが、
このエイリアンピストルは、バレルが下で、その上にスプリングがある。という革新的なつくりです。そのため、手の親指と同じ高さに銃身(バレル)があります。
*バレル=弾が発射されるピストルの穴がある筒の事。
その作りによるメリットは、普通の銃は、手よりも高いところに銃身(バレル)があるため、発射の反動で銃自体が跳ね上がります。
エイリアンピストルは、親指と同じ高さなので、”ほぼ”跳ね上がりません。そこがまず革新的!
その2
普通の銃は、バレルが固定されていなくて、発射後は弾を装填するためにやや”上向きに傾く構造”なのです。しかしこのエイリアンピストルは、バレルが固定されています。弾丸を装填するときに上向きに動かないです。
バレルが、固定されている。=命中精度が高い。→すごい革新的です。
その3
銃が上中下と3個の部品でできてて、中のスライドの部分だけが稼働して次の弾をこめる仕組みになっています。
弾丸を装填するために発射時にスライドは動くところは従来どおりですが、フレームの真ん中だけが可動スライドになっており、上部の銃は動きません。そのためサイトの部分が固定されています。
サイトが動かないので、安定して狙い続けられ命中精度が高まる→そこが革新的!
まとめ
銃は、製品寿命がすごくながい。古い銃で有名なのは1911じゃないでしょうか? 1911年に販売された銃ですが、もう110年も使われています。110年前に開発されて、当時のデザインのものがつかれています。
安定したデザインで業界標準的に評価されると、いつまでも現役でファンに使われます。
この製品も長くつかわれるといいですね!