1:バビロン帝国ー紀元前586年、
2:アッシリア帝国ー前722年、
3:ローマ帝国西暦68年?の3回ですか?
エジプトへの移住・連行は聖書に2回記述があります。
1つ目はヨセフの時代にヤコブの家族がエジプトに移住し、その後奴隷化された(出エジプト記)。
2つ目はバビロン捕囚前後に一部のユダヤ人がエジプトへ逃れた(エレミヤ書)。
ヤコブの家族がエジプトに移住したのは、紀元前1700年〜1600年頃と推定されています。ただし、正確な年代には諸説あります。
はい、その理解で合っています。ヤコブ(イスラエル)が家族とともにエジプトへ移住したことが、イスラエル人(イスラエル民族)がエジプトに移住した起点とされています。
その後、イスラエル人(ユダヤ人)が国を追われた(または連れ去られた)主な出来事は、以下の 3回+α です。
1. アッシリア帝国による追放(紀元前722年)
対象:北イスラエル王国(10支族)
加害者:アッシリア帝国
概要:サマリア陥落後、住民がアッシリア各地に強制移住させられ、「失われた10支族」 となる。
アッシリアは、現在のイラク北部、シリア北東部、トルコ南東部にまたがる地域にあった国です。
2. バビロン帝国によるバビロン捕囚(紀元前586年)
対象:南ユダ王国(ユダ族・ベニヤミン族)
加害者:バビロン帝国(ネブカドネザル2世)
概要:エルサレム陥落、第一神殿破壊。住民の多くがバビロンへ連行される。
バビロンは、現在のイラクのバグダッド南方(ヒッラ周辺)にあった国です。
3. ローマ帝国によるディアスポラ(西暦70年・135年)
対象:ユダヤ人全体
加害者:ローマ帝国
概要:
西暦70年:エルサレム攻撃(ユダヤ戦争)、第二神殿破壊。大量のユダヤ人が殺害・奴隷化・国外追放。
西暦135年:バル・コクバの乱鎮圧後、ユダヤ人のエルサレム立ち入り禁止&大量追放。
👉特に「ディアスポラ(離散)」と呼ばれるのはローマ帝国によるもの!