第二種電気工事士の筆記試験の計算問題勉強法

計算問題が苦手な場合は後回しOK。でも全捨てはしない!

受験者の中には、計算問題が苦手だからと少し勉強して受験をあきらめる人がいますが、その必要はありません。勉強方法を考え勉強すれば合格できます。そのカギを握るのが過去問です。

計算問題の場合、公式と解法の練習が必要になります。知識問題に比べてパターンが少なく、数値のみを変えた似た問題が出るのも計算の特徴です。

よって、計算に関してはどれだけ過去問で練習できたかが解答数に影響してきます。

もう一つ問題なのが数学です。

第二種電気工事士の試験では、中学数学を使用します。√2(ルート2)、√3(ルート3) 、π(パイ)等が出てきますので、抵抗のある方は気おくれしてしまうかもしれません。

ですが、それらの値は問題の最初に記載されているので覚える必要はなく、過程の計算さえできれば解答ができるようになっています。

一部、交流回路で√(ルート)の計算をさせる部分がありますが√は3,4,5というきれいな数値で簡単に解くことができる問題になっています。

√もルールが解っていると簡単に解くことができますので心配はいりません。(例:√(22+32)=5、2倍すると√(42+62 )=10 など)

これらの特徴から、√もアレルギーがあるという方は、まずは知識問題を頑張りましょう。

ただし、試験まで2か月前くらいになったらもう一度改めて計算問題を見てください。

例えば電流の量の求め方ならできる、ケーブルに安全に流せる電流量の計算ならできる、など、一つか二つは、この程度の計算ならというものがあるはずです。

試験でこの問題が出たら確実に正解する、というくらいの気持ちでいくつか用意しておくといいと思います。

とても簡単なものも含まれているので、最後まで計算を全部捨ててしまうのはもったいのでやめるようにしましょう。

計算問題でよく出題されるのは、

直流回路・交流回路の問題(電気を流した時の電流の量や使用する機器に電気が流れた時の電流の量の計算)

三相交流回路の問題、電力損失(ケーブルを通った時に逃げる電流の量の計算)

電圧降下の問題(ケーブルを通る2点間で電気を押し流す量の差の計算)

許容電流(ケーブルに安全に流せる電流量の計算)の問題などです。

算数のみならず数学の知識も必要となり、筆記試験の学習時間の多くを占めます

さて、ここまで第二種電気工事士の筆記試験の出題傾向を見てきましたが、比較的易しい試験と言われているわりに、結構ボリュームがあり一夜漬けのような学習の仕方では合格できないのがこの試験の特徴でもあります。

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