「わたしは『わたしはある』というものだ」

『出エジプト記』3章14節での『わたしは「わたしはある」というものだ』というのは、ヘブライ語では、どのように書かれていますか?

『出エジプト記』3章14節の「わたしは『わたしはある』という者だ」は、ヘブライ語では以下のように書かれています。

אֶהְיֶה אֲשֶׁר אֶהְיֶה
Ehyeh Asher Ehyeh

אֶהְיֶה (Ehyeh) = 「わたしはある」「わたしは存在する」「わたしはなる」

אֲשֶׁר (Asher) = 「〜である」「〜という」

直訳すると 「わたしは、わたしがある(存在する)というものである」 という意味になります。

אֶהְיֶה אֲשֶׁר אֶהְיֶה は、母音記号もわかっていて、発音がわかっているのですか?。YHWHとかとは違い。

はい、אֶהְיֶה אֲשֶׁר אֶהְיֶה(Ehyeh Asher Ehyeh)は母音記号が付されており、発音が確定しています。

אֶהְיֶה(Ehyeh)は動詞「ハーヤー(הָיָה、ある・存在する)」の一人称単数形であり、文法的に明確なため、発音も確定しています。

これは、「わたしは『わたしはある』という者である」(出エジプト記 3:14)と訳されるヘブライ語のフレーズです。

一方で、YHWH(יהוה) は、母音記号が古代では明示されておらず、後代にマソラ学者によってアドナイ(אֲדֹנָי)やエロヒム(אֱלֹהִים)の母音が付されたことで、正確な発音が不明になっています。

そのため、「ヤハウェ(Yahweh)」や「エホバ(Jehovah)」などの推測が存在しますが、古代の発音は確実には分かりません。