経口補水液の簡単な作り方、赤ちゃんから高齢者に与える摂取量を紹介します。
下痢・おう吐・発熱・過度の発汗による水分補給には経口補水液が効果的です!
いざという時に経口補水液はの作り方を覚えておきましょう^^
小さな子供と高齢者の方は特に水分補給が必要!
小さな子供
・体温調節機能が未熟
・喉が渇いても自分で気が付かない
・汗をかきやすい
高齢者
・体内水分の減少
・暑さに弱い
・口の中が渇きやすい
・体温調節の低下
経口補水液は体内に吸水されやすい
浸透圧とは・・・濃度の異なる水溶液を半透膜で隔てておくと、その膜を通して水だけが濃度の低いほうから高い方へ移動することを「浸透」といい、その圧力を「浸透圧」といいます。
簡単にいうと、「同じ濃度になろうとする力」のことです。
ヒトの体は体重の約60%が水分(体液)で、体液は体のいたるところにあります。細胞膜は半透膜で、細胞の周りにある体液は一定の浸透圧に保たれていますが、汗をかいたり、入浴、発熱、下痢などで浸透圧バランスがくずれます。
そこに浸透圧の低い飲料を補充しすことで、効率よく水分補給ができるのです。
(*半透膜:小さい分子は通過させるが、大きな分子は通過させない膜)
・ミネラルウォーターは電解質が無く、体液が薄くなるので、ほぼ尿として排出されてしまします。
・スポーツ飲料は糖分が多く、浸透圧が体内と同じなので吸収も遅く、普段飲む分には良いのですが、体に水分補給をしたい時には電解質濃度も不十分になります。
身体の浸透圧よりも低い飲料が体内に吸水されやすいのです。
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市販のスポーツ飲料 281~324m0sm/L
市販の経口補水液 160~270m0sm
・市販のスポーツ飲料に含まれるNa+濃度 15~21(mEq/L)
・市販の経口補水液に含まれるNa+濃度 30~50(mEq/L)
柑橘系のフルーツの果汁を入れると飲みやすくなりますよ。
経口補水液1日の摂取量の目安
乳児 30~50ml/Kg(体重)
幼児 300~600ml
学童・成人(高齢者も) 500~1000ml
経口補水液の注意点
一般の飲み物よりも、ナトリウム等の電解質が多くなっているので、予防で飲むのは適していません。
脱水症状の時に飲む物です!
「身体に良い」のではなく、「必要な時」に摂取することが大事です。
経口補水液は一気に飲まずに、コップ1杯分を30分かけて飲むのが目安です。
作ったその日の内に飲みきるようにしてくださいね!。