第二種電気工事士 筆記試験の知識問題勉強法

知識問題の出題傾向
知識問題は他の試験と同様、どれだけ繰り返し力を注ぎ、暗記できたかがカギとなります。

正誤問題のほか、写真から名称や使用方法を解答させるもの、図面上の記号から器具を解答されるもの、など、確かに暗記ではありますが、一つのヒントから複数の知識を引き出し、解答させるやや難しい問題も出題されます。

また、工事方法や法令は似たようなもの種類の多いものが多数あり、違いを明確にして暗記する必要があることと、その知識量も多いため、計算同様こちらも少々時間がかかります。

知識問題は得意なところから学習を進める

「基礎理論」「配電理論・配線設計」以外はすべて知識であることはお話したとおりで、過去問を見ていただくと分かる通り、全範囲満遍なく出題されます。

よって、いずれにしても全範囲暗記しなければならないのですから、好きなところ、興味のあるところから覚えていきましょう。

オススメは2でご紹介した、出題数の多いところから始める方法ですが、イラストや写真のほうが覚えやすければそこから始めていただいてもいいと思います。

とにかく、関心を持って楽しく勉強しましょう。また各項目に関連性はあるものの、どこかを勉強しないと他が分からないという分野はありませんので、好きな分野からで差し支えありません。

過去問

勉強には必ず第二種電気工事士のテキストを一冊用意してください。カラーで写真が多く、説明も丁寧なものがおすすめです。よく過去問だけを回せばいいという説を目や耳にします。もちろん間違いではありませんが、周辺知識を調べるのに時間がかかることと、同じ問題はさすがに出ませんので、周辺知識も含め、知識をつなげて覚えられる分かりやすいテキストがあると合格が近くなると思います。

それから似たようなもの(器具・工具・工事方法・法令等)は何が違うのかを研究し、違う部分を覚えると効率が良くなります。例えばよく似た特徴の器具のうち片方だけ覚えておいて、覚えておいたものと違う場合はもう片方、など、暗記するものを減らすことも覚える量を増やすコツです。

初学者の方は馴染みのない単語がたくさん出てきたり、イメージが沸かないものも多いですので、内容を説明してくれる講習会などに参加したり授業を受けてみると目と耳から入る情報が整理され、暗記量を増やしていくのに効果的です。

第二種電気工事士の筆記試験の計算問題

計算問題が苦手で後回しにしてました、過去問

計算問題の場合、公式と解法

知識問題に比べてパターンが少ない。数値のみを変えた似た問題が出る。数値も全く同じ問題が出るのも計算の特徴です。

√2(ルート2)、√3(ルート3) 、π(パイ)等が出てきます

第二種電気工事士の試験では、中学数学のレベルなのかと思いきや、1.73を掛け算すればいいだけ

それらの値は問題の最初に記載されているので覚える必要はなく

過程の計算さえできれば解答ができる

交流回路で√(ルート)の計算をさせる部分がありますが√は3,4,5というきれいな数値で簡単に解くことができる問題になっています。

√もルールが解っていると簡単に解くことができますので心配はいりません。(例:√(22+32)=5、2倍すると√(42+62 )=10 など)

とても簡単なものも含まれているので、最後まで計算を全部捨ててしまうのはもったいのでやめよう

電流の量の求め方

ケーブルに安全に流せる電流量の計算ならできる、

計算問題でよく出題されるのは、

直流回路・交流回路の問題(電気を流した時の電流の量や使用する機器に電気が流れた時の電流の量の計算)

三相交流回路の問題、電力損失(ケーブルを通った時に逃げる電流の量の計算)

電圧降下の問題(ケーブルを通る2点間で電気を押し流す量の差の計算)

許容電流(ケーブルに安全に流せる電流量の計算)の問題などです。

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